「ファインディング・ドリー」

FINDING DORY
2016アメリカ
アニメ（ディズニー／ピクサー）

監督：アンドリュー・スタントン
声の出演（日本語吹替版）：室井滋、木梨憲武、上川隆也、中村アン、田中雅美、八代亜紀、菊地慶、赤坂泰彦、小山力也、多田野曜平


　「ファインディング・ニモ」からもう１３年経つのですね。TV放送していたのでまた観ましたが、本当にいい映画。美しい海に、魅力的な生き物たち、マーリンとドリー、ニモの大冒険にワクワクさせられ、父子の愛と海の仲間達の友情にほろりとさせられます。


　本作ではドリーが大切な家族を探して旅に出ます。忘れんぼうで向こう見ずな彼女を放って置けないマーリンとニモは、共に壮大な冒険を繰り広げます。

　人間に連れて行かれたドリーは無事脱出できるのか、愛する両親と再会できるのか、またしてもはらはらドキドキの連続。次々と起きる困難に、決して諦めることなく、知恵と勇気とユーモアで前向きに立ち向かう彼らの姿に心を打たれます。


　ドリーとマーリンや仲間達との会話に笑わされながら、彼らの友情にじーんと暖かい気持ちが込み上げて来る。やり過ぎ？の感のシーンはありましたが、迫力溢れる美しい映像はもちろん、丁寧に練り込まれた脚本、台詞の数々に引き込まれました。

　観終わった時、大切な人がより大切に思え、また元気の沸いてくる映画でした。

　引続きドリーの声を担当したのは室井滋。自然にドリーに感情移入し、ドリーがとても愛おしく思えて来るのは、室井滋の演技に拠るところも大きいと思います。木梨憲武との息の合った掛け合いも絶妙。上川隆也のハンクも魅力的でした。

　☆☆☆