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「ダウントン・アビー」 [TVドラマ]

ダウントン・アビー シーズン1 バリューパック [DVD]
DOWNTON ABBEY
TVドラマ
2010~イギリス

脚本:ジュリアン・フェロウズ他
出演:ヒュー・ボネヴィル、エリザベス・マクガヴァン、マギー・スミス、ミシェル・ドッカリー、ローラ・カーマイケル、ジェシカ・ブラウン・フィンドレイ、ジム・カーター、ブレンダン・コイル、フィリス・ローガン、ジョアン・フロガット、ロブ・ジェームズ=コリアー、レズリー・ニコル、ダン・スティーヴンス、トーマス・ハウズ、ソフィー・マクシェラ、ペネロープ・ウィルトン、リリー・ジェームズ、ケヴィン・ドイル、他


 イングランド郊外の大邸宅“ダウントン・アビー”で暮らす貴族グランサム伯爵一家の物語。シーズン1から観てきましたが、今年NHKで放送されたシーズン6でとうとう完結しました。


 伯爵夫妻の3人の娘の内、長女がタイタニック号の沈没で婚約者を亡くした所から物語は始まります。当時は女性に相続権がないため、長女の結婚相手を巡って様々な思惑が飛び交います。

 伯爵夫妻の夫婦愛、三姉妹それぞれの恋愛模様と確執、使用人同士の対立や友情、恋と、様々なエピソードが盛り込まれ、伯爵家を中心とする貴族や使用人たちの人間模様がとても興味深く、オースティンの小説や、映画「ゴスフォード・パーク」のような面白さで引き込まれました。不倫、同性愛、犯罪、死なども扱われ、その人物設定や題材の多様さに途中でついて行けなくなりそうでしたが・・・。


 第一次世界大戦、アイルランド独立戦争、初の労働党政権の発足へと移り行く時代の中で、やがては労働者階級の台頭によって貴族が衰退して行き、人員削減によって使用人たちの人生も変化する。

 人生の紆余曲折を経て逞しく生きる人々の姿、社会的階級を超えての絆に共感しました。

 登場人物が魅力的で、演じる俳優も皆上手い。それぞれ美点と欠点があり、上流階級も労働者階級も同じ人間。その人間臭い描写に唸らせられます。登場人物それぞれが人生の大きな転機を迎える最終章は特に面白かった。


 意地悪で狡猾なトーマス(ロブ・ジェームズ=コリアー)と、機転のきいた言動が格好良いバイオレット(マギー・スミスの演技が素晴らしかった。)が好きでした。中盤でシャーリー・マクレーンが登場したのにも感動しました。

 実在の古城や、豪華な衣装に装飾品など、美しく重厚な映像も素晴らしくて、とても魅力的なドラマでした。心の晴れるいい終わり方でしたが、もう続きが観られないと思うとちょっぴり寂しい気がします。

downton.jpg


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のらん

ダウントンアビー、ついに終わっちゃいましたね〜
私は、続けて観ていたわけではないのだけれど、
ハマってる友だちが、よくストーリーを教えてくれました(^.^)
お城や、衣装が、ほんとに素晴らしかったですね♡
by のらん (2017-09-02 11:54) 

Naka

のらんさん
nice!&コメントありがとうございます♪
とても面白いドラマでハマりました(^^
いろんな事件があり、登場人物それぞれの
人格の描写が素晴らしかったと思います。
特にバイオレットを演じたマギー・スミスの
品格溢れる演技が大好きでした。
最後は愛のある清々しい終わり方で良かったです☆

cocoさん
nice!をありがとうございます♪
by Naka (2017-09-03 23:50) 

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