至上の印象派展 ビュールレ・コレクション [芸術]
「ビュールレ展」に行って来ました。
http://www.buehrle2018.jp/
エミール・ゲオルク・ビュールレ(1890-1956年)はその質の高いコレクションで知られるスイスの美術収集家です。2020年に全ての作品がチューリヒ美術館に移管されることになっており、これほどの傑作が日本で一堂に集まるのは最後の機会かも知れません。
http://www.buehrle2018.jp/works
とにかく素晴らしいコレクションでした。
古典主義から印象派に変遷する過程や様式の特徴が解りやすく展示してあり、画家それぞれの個性をより深く感じることができました。
印象派を主に、近代絵画64点が空間を十分とって広々と展示してあり、ゆったりと快適に鑑賞できました。半分は日本初公開の作品だそうです。
話題の傑作絵画、ルノワールの《イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢(可愛いイレーヌ)》、セザンヌの《赤いチョッキの少年》、ゴッホの《日没を背に種まく人》を、目の前で鑑賞できて感激でした。
セザンヌの絶筆で未完成とされる《庭師ヴァリエ》、ゴッホの《アニエールのセーヌ川にかかる橋》、コローの《読書する少女》は個人的にとても好きな作品です。
特に、セザンヌとゴッホは各6点が揃い、画家の様式の歴史が細かく見られて興味深かったです。
モネとマネの、庭を描いた風景画は色彩がとても美しくてうっとりしました。モネは、壁一面を占める睡蓮の大作も印象的でした。
他に、ドガ、カナレット、シニャック、シスレー、ピサロ、ゴーギャン、ロートレック、ブラック、ピカソなど、名前を並べるだけでワクワクしますが、これほどの巨匠の傑作を一度に鑑賞できるのはとても貴重だと思いました。
近代絵画の魅力をギュッと凝縮して味わうことができる、至福の展覧会でした。
2018-04-20 22:36
nice!(5)
コメント(5)
絵画史上、最強の美少女♡ すごいコピーだけど、ホントね(^_^;
ビュールレさん、お一人で集めた名画たち♪
お金持ちの上に、審美眼が素晴らしかったのでしょうね♪
by のらん (2018-04-21 12:31)
こんばんは。
行ってこられましたか。本当にすばらしい絵画展でしたね。
ルノワールの美少女、いつまでも観ていたかったです。それにゴッホのいい絵がたくさんあったのも嬉しかったです。
ビュールレさんが武器商人というところだけが、ひっかかりましたけれど。それを言っちゃ、お終いかしら。
by coco030705 (2018-04-21 20:54)
middrinnさん
nice!&ご訪問ありがとうございます。
by Naka (2018-04-21 22:09)
のらんさん
nice!&コメントいつもありがとうございます。
”美少女”に”センター”、”少年”に”ギャルソン”のルビが軽いですが(^^;、名画、傑作揃いのとても充実した展覧会でした。
お金持ちにしかできない社会貢献ですね。
by Naka (2018-04-21 22:17)
cocoさん
こんばんは。
nice!&コメントいつもありがとうございます。
cocoさんの記事を読んで行きたいと思っていたのですが、間に合って良かったです。
物事には良い面と好ましくない面がありますね(^^
でも、本当に素晴らしい展覧会でした。
井上芳雄さんによる音声ガイドを聴きながら、とても心地良い時間を過ごすことができました♪
by Naka (2018-04-21 22:29)