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フェルメールとレンブラント展 [芸術]

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公式サイト http://www.tbs.co.jp/vermeer2016/


 六本木ヒルズの森アーツセンターで開催中の、「フェルメールとレンブラント 17世紀オランダ黄金時代の巨匠たち」展に行って来ました。

 17世紀のオランダが輩出した画家の多さと、その作品の多様性、完成度の高さに驚かされます。

 正に芸術の黄金時代。メトロポリタン美術館、ロンドンナショナルギャラリー、アムステルダム国立美術館など、世界各地から集められた名画の数々の迫力に圧倒されました。

 特に、今回初来日のフェルメールの<水差しを持つ女>には目が釘付け、作品の絶対的な威力を感じました。頭巾の透け具合、人物や静物の陰影などの光の描き方や、色彩がうっとりする程綺麗です。

 また、レンブラントの<ベローナ>、彼の一番の弟子で夭逝したファブリティウスの肖像画も印象深かった。まるで人物の息づかいが聞こえるよう、当時の人々の生活を身近に感じてタイムスリップしたような不思議な感覚を味わいました。

 実は、声が素敵だと常々思っていた玉木宏が音声ガイドを務めたというのも気になって足を運びました。これだけの名画が一堂に会するのは凄いこと。しかもそれらを玉木宏の解説で鑑賞出来るなんて贅沢そのもの…。まさに至福の時間でした☆




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舞台「タンゴ・冬の終わりに」パルコ劇場 [芸術]

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作:清水邦夫
演出:行定勲
出演:三上博史、神野三鈴、倉科カナ、ユースケ・サンタマリア、岡田義徳、梅沢昌代、有福正志、有川マコト、小椋毅


 「タンゴ・冬の終わりに」は、清水邦夫作、蜷川幸雄演出、平幹二朗主演で、1984年パルコ劇場にて初演された作品。86 年に同じキャストで再演された後、91 年には、アラン・リックマンを主演にロンドン・ウェストエンドで上演された名作舞台です。2006 年には堤真一主演でシアターコクーンにて上演されています。



 土曜日の夜。久しぶりの舞台観賞。
 三上博史の舞台はいつか観たいと思っていました。

 三上博史が演じるのは、突然引退して生家の古びた映画館に隠棲する俳優、清村盛。彼は、捨てたはずの俳優人生を忘れられず、過去の幻影に取り付かれている。そんな盛を側で支える妻ぎん(神野三鈴)と弟重夫(岡田義徳)。そこへかつて盛と恋愛関係にあった新進女優水尾(倉科カナ)、彼女を追いかけて夫の連(ユースケ・サンタマリア)がやって来る。人物たちの愛憎が入り乱れ、盛の精神状態は更に悪化し・・・という物語。


 緊張感に息の詰まる2時間半。三上博史の狂気とも言える渾身の演技に圧倒されました。俳優であるが故の盛の苦悩や悲哀が三上本人に重なって、とても辛い気持ちになった。台詞のひとつひとつが重く、魂の叫びのようでした。重厚で妖艶な演技、観客に訴える圧倒的な存在感、三上博史はやはり主役が似合う俳優だと改めて思いました。


 詩的で重層的な台詞はどれも味わい深く、出演者たちの情熱的な演技が心に突き刺さりました。現在と幻影が交錯するもの悲しい世界を表現した演出も素晴らしかった。舞台と観客が一体になった空間が生まれていたと思います。舞台ならではの至福の時間でした。

 名作映画が引用されたり、笑いの起こる場面もあったり、ほっとする瞬間もありました。舞台はあまり観ていない私ですが、それでも本作は正に名作の名に相応しい舞台だと思いました。今回観られて本当に良かったです。



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クレオパトラとエジプトの王妃展 [芸術]

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仕事が早く終わったので、ぷらりと寄ってみた。

石像やレリーフ、宝飾品など、古代エジプトの遺物が多数展示してあり、
大きさも美しさもとても見応えありました。
運ぶの大変だっただろうな・・・と思います。

それら展示物に囲まれていると、まるで別世界に紛れ込んだよう。
何千年も前に生きた権力者たちの暮らしぶりを想像して、
壮大なロマンを感じました。

戸田恵子さんの音声ガイドも心地良くて、
ゆったりとした、癒しの時間を過ごすことができました。


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トーベ・ヤンソン展 [芸術]

 お盆休みで実家に帰った時、一日大阪観光に出かけました。


 「あべのハルカス」の展望台で関西を一望した後、同ビルの美術館で開催していた『トーベ・ヤンソン展』へ。


 「ムーミン」は大好きですが、ヤンソンが画家として多くの絵画を残していたことは知りませんでした。味わい深い作品が多数出展されていてとても興味深い展覧会でした。


 特に初期の「ムーミン」の原画は素敵です。愛嬌があってユーモラスですがどこか暗くて哀愁が漂うのは、戦争の所為だったのかと納得。主にアニメしか観ていないので、原作の漫画で挿絵とストーリーを改めてじっくりと味わいたいと思いました。


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 その後、阿倍野から大阪城へ、そして水上バスで道頓堀へ。とてもいい思い出の旅になりました。



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