「キング・ホステージ」 [映画(新作)]
ARSENAL
2017アメリカ
監督:スティーヴン・C・ミラー
出演:ニコラス・ケイジ、ジョン・キューザック、エイドリアン・グレニアー、ジョナサン・シェック、クリストファー・コッポラ
新宿シネマカリテの特集企画「カリコレ2017/カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2017」で3回上映! ニコラス・ケイジ出演作という事で行って来ました。
http://qualite.musashino-k.jp/quali-colle2017/
ミシシッピ州のダウンタウンで事業を営むJ・Pは妻子と平穏に暮らしていたが、彼とは対照的に兄マイキーは定職にも就かず荒んだ生活を送っていた。ある日、街を牛耳る極悪非道の男エディ・キングがマイキーを誘拐し、J・Pに身代金を要求する。
友人のサル刑事の協力を得て、兄を救出するために奔走するJ・P。兄の居場所を突き止めた彼はキングとの対決を決意する。
厄介者の兄と出来の良い弟が兄弟の絆を取り戻すストーリーに感動しないこともないのですが、キングを演じたニコラス・ケイジの演技が強烈過ぎてそちらに全部持って行かれます。もう完全に“ニコラスの映画“です。極悪人キングのイカれた言動は、付け鼻にふさふさ髪の効果(?)もあって、とても不気味で怖かった。
全体を通して流血が多く、暴力描写が非常に過激でエグいのですが、それが毎度スローモーションで見せられるので、返って何だか滑稽で思わず吹き出しそうになります。ある意味新感覚かも・・・。
ジョン・キューザックがサル刑事役でしたが、ニコラスとの絡みがなかったのが残念。というか、キューザック出演の意味が謎です。あと、キングの兄バディ役をケイジの実兄クリストファー・コッポラが演じています。バディもインパクトあるキャラクターでした。
ストーリーも映像も雑で突っ込みどころ満載なのですが、なかなか面白い映画でした。頭悪そうで格好悪いニコラスもここまで徹底していると気持ち良いです(笑)。それだけでも観た甲斐があったと思います。
☆☆☆
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