「オリジン」ダン・ブラウン [本]
お馴染み、ダン・ブラウンによる宗教象徴学者ロバート・ラングドンが主人公のシリーズ5作目です。
今回の舞台はスペイン。宗教と科学の立場を巡る殺人事件に遭遇したラングドン教授が、人類の起源の謎に迫ります。
われわれはどこから来たのか。どこに向かうのか。この人類最大の謎に対する答えを公表しようとしたラングドンの元教え子でコンピュータ科学者のカーシュが、ビルバオ・グッゲンハイム美術館の発表の席で暗殺される。スペイン王宮や宗教界の関与を疑い、自らも身の危険を感じたラングドンは美術館の女性館長アンブラと逃亡、人工知能ウィストンに助けられながらカーシュの発表を完遂すべく奔走します。
スピーディーに展開するストーリーにぐいぐい引き込まれる。次々と暗号を解読しながら危機を乗り越えるラングドンの活躍が小気味よいです。カーシュの発表に関連して発生する数件の殺人事件。はらはらどきどきのアクションもあります。
カサ・ミラ、サグラダ・ファミリアといったガウディの作品、ニーチェやブレイクの引用など登場し、芸術に関するうん蓄の数々がどれも興味深い。
カーシュの発見が明らかになる場面では、実証の説明や宗教と科学に対する理論が長くて頭が疲れましたが、説得力がありました。人類の未来について考えさせられます。
最後に明かされる一連の事件の真犯人の正体・・・。予想はついていたものの、震撼させられました。
「ダビンチコードを超える傑作」みたいに言われてますね〜♪
今回は、スペイン舞台で、ガウディの暗号?! 面白そうです(^^)v
映画化は、まだ発表されていないようだけど・・・楽しみだわ♡
by のらん (2018-08-04 14:39)
のらんさん
nice!&コメントありがとうございます☆
個人的には「ダヴィンチコード」を読んだ時の衝撃ほどではないですが、本著もとても面白かったです。
特にサグラダファミリアの描写が興味深くて、行ってみたくなりました。
スペインの風景も堪能できる映画を期待したいですね(^^
by Naka (2018-08-06 00:02)