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藤田嗣治展 [芸術]

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 藤田嗣治(1886~1968)の没後50年を記念しての大回顧展です。東京での最終日が近づいて慌てて行って来ました。
 http://foujita2018.jp/

 最終の連休中とあって混んでいたので、ゆっくり鑑賞して回ることは出来ませんでしたが、それでも行って良かったと思える、素晴らしい展覧会でした。

 初期の芸大生時代の作品から、晩年の作品まで、「風景画」「肖像画」「裸婦」「宗教画」とテーマ別に100点以上が展示してありました。藤田嗣治といえば「乳白色の下地」ですが、その裸婦の代表作も多数鑑賞することができました。傑作揃いでこの作品数。よくもここまで一堂に集められたと思います。


 私は、白肌の裸婦と太平洋戦争時の作品くらいしか知らなかったのですが、幅広い色彩やテーマの作品を残していることに驚かされました。そして多彩な作品の中で戦争画の暗さが余計に際立っていることに衝撃を受けました。

 二度の大戦を経験し、最期は異国の地に骨を埋めた彼には、様々な想いがあったであろう事が作品のひとつひとつから伝わって来ました。晩年に宗教画を描いたことはとても興味深いと思います。

 見どころ満載の貴重な展覧会でした。

 
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coco030705

おはようございます。
藤田嗣治展、今までも何回も観ましたが、今回は没後50年の記念の展覧会なので、見逃せないなと思います。幸い大阪に巡回しますので、ぜひ観に行きますね!

by coco030705 (2018-10-09 09:13) 

Naka

cocoさん
nice!&コメントありがとうございます。
量・質共に非常に充実した展覧会でした。
私は藤田嗣治の作品を数点しか観たことがなかったので、数人の裸婦を並べた構図とか、擬人化した猫とか、静物画とか、多様な作品が展示されていて面白かったです♪
by Naka (2018-10-11 00:25) 

のらん

藤田画伯は、大の猫好きだったんですよね〜♪
裸婦のまわりに、猫がわらわら(^^) 大胆な発想です♪
by のらん (2018-10-13 15:09) 

Naka

のらんさん
nice!&コメントありがとうございます♪
多くの作品に配された猫が特徴を良く捉えられていて、藤田の猫好きが良く解りました。
同じ”猫派”としてはすごく親近感が湧きます(^^。
どの猫も可愛いのですが、「争闘」という作品は趣向が違っていて野性的な猫の迫力に圧倒されました。後に描いた戦争画「アッツ島玉砕」も展示されていましたが、通ずるものがあると思いました。
by Naka (2018-10-13 22:19) 

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