ゴッホとゴーギャン展 [芸術]
ゴッホとゴーギャン展に行ってきました。
http://www.g-g2016.com/
ゴッホとゴーギャンに、たった2ヶ月間ですが共同生活をしていた時期があったとは知りませんでした。
本展示会では、この2巨匠の関係性に焦点を当て、彼らに影響を与えた画家たちの作品と共に、初期から晩年までの様々な絵画が展示されていました。
ゴッホとゴーギャンはその親交を通じて互いに触発し合うことで、多くの名画を残したという面もあるのだと理解できました。
現実から着想を得たゴッホ、想像を重視したゴーギャン、と作風の違いが指摘されますが、私はどちらかと言えばゴッホの作品の方が好きです。
彼は精神を病んで37才の若さで自ら命を断っています。
有名なひまわりや自画像のような濃い色彩や激しいタッチの印象が強いゴッホですが、柔らかで優しい風景画や静物画、肖像画も多数残している。改めて作品のひとつひとつを観ると、どれも人間らしい暖かみが感じられます。
生涯ゴッホを支援した弟テオに宛てた大量の手紙から抜粋した言葉が、絵画と共に掲げられていました。そこからは、画家としての覚悟や悦び、また試行錯誤するゴッホの真摯な姿が浮かび上がります。
狂気の画家とも呼ばれるゴッホですが、病苦と闘いながらも、キャンバスに向かう時は平穏を取り戻していたのではないかと想像を巡らせました。作品を観ていると、救われたような悲しいような、何ともいえない気持ちに包まれます。
10年という短い制作活動で、様々な画法を研究し多くの名作を残した偉業は凄い。絵は画家が生きた証だと思いますが、正に作品には画家の命が宿っているという思いを強くしました。いい展覧会でした。
こんばんは。
ゴッホの絵はすばらしいですね。ゴーギャンも素敵です。でもゴッホのほうに心を惹かれます。
私は機会があって、アムステルダムのゴッホ美術館へ行くことができました。本当にいい絵ばかりでした。色彩の美しさに温かみを感じました。それはゴッホの心の優しさなのではないでしょうか。
ゴッホは心の葛藤と戦いながら、たくさんの美しくすばらしい絵を残してくれました。自ら命を絶ったとはいえ、自分が命を削って描いた絵によって、後世の多くの人の心を慰めているのだと思います。だから、彼がこの世に居てよかったと感じます。
by coco030705 (2016-12-01 18:28)
ゴッホとゴーギャンがお友だちだったなんて、ちょっと意外です(@@;)
なんか、ゴッホさんって、孤高の人ってイメージで〜
でも、情熱のほとばしる作品のふたり。
通じるものがあったのでしょうね(^.^)
by のらん (2016-12-03 11:01)
cocoさん
こんばんは。
nice!&コメントありがとうございます。
ゴッホ美術館に行かれたことがあるとは羨ましい限りです♪
ゴッホは、27歳で画家になってからたった10年の間に油絵だけでも800点以上の作品をのこしているのですね。驚きです。
彼の生涯を知れば知る程、劇的で、惹かれる画家ですね。
ゴッホの死後、程なくして亡くなっている弟テオとの絆も胸を打たれます。
作品自体、本当に素晴らしい。何点かは美術館で観る機会があったと思うのですが、私は今までゴッホの何を観ていたのだろうと反省・・・^^;。次にゴッホ展がある時も絶対に行こうと思いました☆
by Naka (2016-12-04 00:53)
のらんさん
こんばんは。
nice!&コメントありがとうございます。
ゴッホの病もあってゴーギャンとの共同生活は2か月で
破綻しましたが、その後も二人の交流はあったようです。
今回、お互いをモチーフにした作品も展示されていて、
いい関係だったのだろうなと感慨深かったです。
天才ゴッホの凄さを再認識した展示会でした♪
by Naka (2016-12-04 00:57)