「ハクソー・リッジ」 [映画(新作)]
HACKSAW RIDGE
2016オーストラリア/アメリカ
監督:メル・ギブソン
出演:アンドリュー・ガーフィールド、サム・ワーシントン、ルーク・ブレイシー、テリーサ・パーマー、ヒューゴ・ウィーヴィング、レイチェル・グリフィス、ヴィンス・ヴォーン、ナサニエル・ブゾリック、ルーク・ペグラー、ニコ・コルテス、ゴラン・D・クルート
アメリカの田舎町で育ったデズモンド・ドスは、看護師のドロシー・シュッテと恋に落ちるも、激化する第2次世界大戦に心を痛め、衛生兵になるべく陸軍に志願する。しかし基地での訓練で銃に触れることを拒絶し、上官や他の兵士たちから執拗ないやがらせを受けるようになる。それでも決して信念を曲げないデズモンド。とうとう軍法会議にかけられてしまうが、ついには彼の主張が認められ、晴れて衛生兵として戦場に立つことを許可される。こうして日本軍との激戦の地、沖縄の前田高地、通称ハクソー・リッジ(のこぎり崖)へと赴くデズモンドだったが…。(allcinema解説より)
負傷して担架で運ばれる兵士の映像から一気にデズモンドの過去に遡る。
何故彼が銃を持たずに戦場にいるのか、その経緯が前半でじっくりと語られます。“良心的兵役拒否者”にも様々なケースがあるという事も解って来ます。
そして場面はまた一気に戦場に。この切り替え方、対比が凄い。いきなり物凄い緊張の中に放り込まれます。
後半は沖縄戦での激しい銃撃戦がこれでもかと続きます。目を背けたくなるような凄惨な兵士たちの姿を映し出したシーンは、私にとって「プライベート・ライアン」以来の衝撃だったかも知れません。
そして地獄絵図のような戦場でデズモンドがとった行動とは・・・。信じられないというか、これが実話とは、ただただ驚きました。
しかし、過去のシーンでは訓練の時くらい妥協しては?と思いましたが、彼が頑なに銃を手にしなかった理由が本当の意味で理解できた気がしました。人間の真の強さ、勇気について考えさせられます。
戦争は絶対にいけない。自明な事ですが本作を観たら簡単に口にする前にもっと考えなくては、知らなくては、という気持ちになります。そんな凄みのある映画でした。メル・ギブソン監督、凄いです。
エンディングで本人のインタビュー映像が流れます。全てはたった1世代前、2世代前の人々の話。現実だと改めて思い知らされ愕然となりました。
☆☆☆☆
さすがメル・ギブソン、力のある映画でした。
主人公を演じるのはアンドリュー・ガーフィールド、他にサム・ワーシントン、ヴィンス・ヴォーンなどが出演しています。
主人公の父親役のヒューゴ・ウィーヴィングは久しぶりに見たかな。
奥さん役のテリーサ・パーマーはウォーム・ボディーズが印象に残っています。
撮影もオーストラリアで行われたそうで、オーストラリアの俳優が多いですね。
俳優は好演していましたね。
沖縄での激戦を描く戦闘シーンはかなりリアルなのでそういう描写が苦手は人は注意。
日本軍の描き方もそれほど変ではなかったかな。
by きさ (2017-08-13 07:26)
きささん
nice!&コメントありがとうございます。
凄い映画でしたね。
長くて凄惨な戦闘シーンは衝撃的で悲しくなりました。
そして、戦争の真実にもっと目を向け、平和について考えなくてはいけないと、改めて考えさせられました。
テリーサ・パーマーは綺麗な女優だと思っていましたが、「ウォーム・ボディーズ」の彼女だったのですね。
ネオ・アッキーさん
nice!&ご訪問いつもありがとうございます☆
by Naka (2017-08-13 16:21)