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「ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密」 [映画(新作)]

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Knives Out
2019アメリカ
監督・脚本:ライアン・ジョンソン

出演:ダニエル・クレイグ、アナ・デ・アルマス、クリス・エバンス、ジェイミー・リー・カーティス、マイケル・シャノン、ドン・ジョンソン、トニ・コレット、ラキース・スタンフィールド、キャサリン・ラングフォード、ジェイデン・マーテル、フランク・オズ、リキ・リンドホーム、エディ・パターソン、K・カラン、ノア・セガン、クリストファー・プラマー


 大邸宅に暮らすミステリー作家の老主人の誕生日パーティーに家族が集まるが、その翌朝彼は遺体となって発見される。果たして自殺か他殺か・・・。

 匿名の人物から依頼を受けた名探偵ブノワ・ブランが、二人の刑事と共に捜査に当たります。


 序盤は、パーティーの夜に何があったのか、断片的な映像を挟みながら、家族一人一人への聴取が進んで行きます。
 会話が多いので少し眠気に襲われましたがその後一気に面白くなります。

 家族それぞれに動機があり、どんどん深まって行く謎。
 話の組み立て方が上手いので引き込まれます。その中で、登場人物たちの本性が露わになり、人間臭くて滑稽なシーンの連続でした。

 ブランの人物像もユーモラスで、ダニエル・クレイグが生き生きと演じています。ぜひシリーズ化して欲しいキャラクターでした。

 事件の重要な証言者の看護師を魅力的に演じたアナ・デ・アルマス。彼女のキャラクターが謎解きを断然面白いものにしていました。その他曲者揃いの俳優陣の演技も見応えがありました。

 ドーナツの穴が埋まる瞬間(笑)はスッキリします。タイトルの意味するところも面白い。楽しめる仕掛けが沢山あって、上質なサスペンスを堪能しました。

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「初恋」 [映画(新作)]

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2019日本
監督:三池崇史

出演:窪田正孝、大森南朋、染谷将太、小西桜子、ベッキー、三浦貴大、藤岡麻美、顏正國、段鈞豪、矢島舞美、出合正幸、村上淳、滝藤賢一、ベンガル、塩見三省、内野聖陽、三元雅芸、内田章文、小柳心、山中アラタ、谷嶋颯斗


 余命宣告されたボクサーのレオが偶然助けたのはヤクザに売り飛ばされた少女ユリ(モニカ)だった。

 麻薬の略奪、ヤクザと中国マフィアの抗争、悪徳刑事が絡み合い、追われることになったレオとユリの逃亡劇が描かれます。


 面白かった。
 ハードなバイオレンスとラブストーリーを合体させた内容でした。

 スリリングなストーリーにパンチの効いたアクション、スピーディーな展開と、全く飽きさせません。クスッと笑えるシーンも随所に散りばめられてコメディのようでもあり。登場人物が皆どこか抜けていて人間味があります。

 レオとユリの距離の縮まり、レオの優しさと心の変化も見どころです。
 レオの窪田正孝はとても格好いい。鍛え抜かれた肉体もアクションも台詞も言うことなしでした。試合のシーンも良かった。

 ユリを演じた小西桜子も好演。大胆なシーンも堂々と演じていて今後の活躍が見たいと思わせる女優だと思いました。


 その他、クセの強い俳優たち。大森南朋、染谷将太、塩見三省、内野聖陽などなど、楽しくて仕方ない配役でした。窪田正孝と小西桜子の爽やかさの一方で、個性派、実力派俳優たちの男の色気がむんむんです。シリアスとコミカルのバランスが絶妙で、とにかく皆上手いので映像に重みがあります。

 滝藤賢一もシーンは少ないけれど流石の存在感。声(電話)の演技まで面白かった。

 朝ドラに出演中で父が本田博太郎の本田大輔も短いシーンながら存在感ありました。

 ベッキーのキレキレの演技も印象的です。

 三池崇史監督の作品は久しぶりでしたし詳しくはありませんが、監督らしさ全開の映画ではないかと思いました。

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「1917 命をかけた伝令」 [映画(新作)]

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1917
2019イギリス・アメリカ
監督:サム・メンデス

出演:ジョージ・マッケイ、ディーン=チャールズ・チャップマン、マーク・ストロング、アンドリュー・スコット、クレア・デュバーク、リチャード・マッデン、コリン・ファース、ベネディクト・カンバーバッチ


 第一次世界大戦の西部戦線。二人のイギリス兵がドイツ軍を追撃する最前線の部隊に作戦中止の命令を届ける任務を命じられる。

 話題の全編ワンカット(に見える)映像ですが、その迫力は想像以上でした。そして、塹壕はじめリアルな戦場の描写、任務を遂行する二人の兵士スコフィールドとブレイクに襲い掛かる様々な試練は、手に汗握る展開で引き込まれました。

 演じたジョージ・マッケイとディーン=チャールズ・チャップマンが埃まみれ、泥まみれ、ボロボロになって熱演しています。彼らと一緒に戦場にいるかのような臨場感です。息つく間もないので疲れました。

 特に、スコフィールドが塹壕から一斉に突撃する味方の兵士たちの間を駆け抜けるシーンは圧巻でした。


 緊張感を持続させる表現の技術が凄いと感動。戦争の残酷さにはやりきれない思いか残りますが、観て良かったと思います。

 マーク・ストロング、コリン・ファース、ベネディクト・カンバーバッチなど、脇を固める俳優陣が豪華でした。

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「パラサイト 半地下の家族」 [映画(新作)]

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Parasite
2019韓国
監督・脚本:ポン・ジュノ
出演:ソン・ガンホ、イ・ソンギュン、チョ・ヨジョン、チェ・ウシク、パク・ソダム、イ・ジョンウン、チャン・ヘジン、チョン・ジソ、チョン・ヒョンジュン、パク・ソジュン


 今年一番の問題作。アカデミー作品賞受賞は歴史的快挙でした。
 私も好奇心が抑えられず観てきました。

 裕福な家庭が住む大豪邸に潜り込んだ貧困層一家の悲喜劇を描いた物語。ネタバレにならないよう気を付けます。

 最初のほうは主人公一家の貧困生活の描写に気が滅入り不安を覚えましたが、間もなく面白くなったかと思うと、一気に引き込まれて行きました。二転三転、予想外の展開に驚き、笑いと苦さと諸々の感情が湧いて忙しかった。


 良くこんなストーリーが作れたと思う。ウィットとリズム感ある台詞のセンスも良いし、ソン・ガンホを筆頭に俳優が皆上手い。音楽と映像のマッチングも絶妙、様々なアイテム、キーワードの使い方も唸らされる。


 面白かったが、ラストはやり切れなさが残りました。コメディ、サスペンス、人間ドラマ、色んな要素が混ざる作品。格差社会の本質について考えさせられました。

 笑って良いのか?と思いながら、かなり笑いました。観て良かったです。

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「グッドライアー 偽りのゲーム」 [映画(新作)]

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The Good Liar
201アメリカ
監督:ビル・コンドン
原作ニコラス・サール「老いたる詐欺師」
出演:ヘレン・ミレン、イアン・マッケラン、ラッセル・トベイ、ジム・カーター


 ベテラン詐欺師と、彼がターゲットに定めた資産家の未亡人との騙しの駆け引きがスリリングに描かれるクライムサスペンス。

 狡猾に罠を仕掛ける老詐欺師ロイをイアン・マッケランが、ロイに好意を示す世間知らずの未亡人ベティをヘレン・ミレンが演じています。

 監督のビル・コンドンは、こちらもマッケラン主演の「ゴッド・アンド・モンスター」が生涯ベストに入るくらい好きな作品なので、この監督と俳優の組み合わせは嬉しい。


 本作は、ストーリーも面白かったですが、マッケランとミレン、名優二人の演技対決に尽きます。
 冷淡な犯罪者の顔と、彼が演じる孤独な只の老人、だけど腹黒さの滲み出るぎりぎりの演技は流石マッケラン。一方のミレンもどこか謎めいていてロイの罪悪感を刺激するような魅力的な女性ベティを重厚に演じていました。

 ベティにも重大な秘密がある事は想像できるので、二人の細かな表情や台詞に漂う緊張感が凄いです。本心か騙しのテクニックなのか、境界線が曖昧な心理合戦は緊迫していて観応えがありました。


 結末を知った後でまた見直すと、更に面白い作品だと思う。また、イアン・マッケランとヘレン・ミレンにはこれからも新作で味わい深い演技を見せて欲しいと思いました。

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「リチャード・ジュエル」 [映画(新作)]

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Richard Jewell
2019アメリカ
監督:クリント・イーストウッド

出演:ポール・ウォルター・ハウザー、サム・ロックウェル、キャシー・ベイツ、ジョン・ハム、オリビア・ワイルド、ニナ・アリアンダ、イアン・ゴメス


 1996年のアトランタオリンピック開催中に起きた爆破テロ事件にまつわる冤罪事件。実話です。

 爆弾の第一発見者である警備員リチャード・ジュエルがヒーローから一転、容疑者となる。
 彼がFBIとメディアによって犯人に仕立て上げられる様と、リチャードと母親、弁護士ワトソンの名誉回復の闘いが克明に描かれていました。
 ポール・ウォルター・ハウザーとサム・ロックウェルのダブル主演です。


 冒頭からじっくりとリチャードの人物像が描写されて行きます。そして事件が起きるまでの緊張感、事件後の目まぐるしい展開。リチャードを巡る登場人物たちも丁寧に描きながら、実際のオリンピックの報道映像も挟むなど、イーストウッド監督の手腕が遺憾無く発揮されています。鮮やかです。

 リチャードは外見と変わり者の性格で誤解を受けるタイプですが、FBIも記者も偏見と職権濫用が酷い。冤罪はこうやって作り上げられて行くというのがよくわかり怖かったです。

 母親を演じたキャシー・ベイツの演技には圧倒されました。リチャードと母親の関係の描き方も上手い。

 ワトソンを演じたサム・ロックウェルは、頭がキレて人間味溢れる弁護士が新鮮でとても格好良かった。近年の活躍が特に目覚ましい彼は、出演作が楽しみな俳優の一人。どこかゲイリー・オールドマンに似た雰囲気も好きです。


 味わい深い人間ドラマに引き込まれました。新作の度にベストと感じさせるイーストウッド監督。本作も良かったです。

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「ジョジョ・ラビット」 [映画(新作)]

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Jojo Rabbit
2019アメリカ
監督・脚本:タイカ・ワイティティ
原作:クリスティン・ルーネンズ

出演:ローマン・グリフィン・デイビス、スカーレット・ヨハンソン、トーマシン・マッケンジー、サム・ロックウェル、タイカ・ワイティティ、レベル・ウィルソン、スティーブン・マーチャント、アルフィー・アレン、アーチー・イェーツ

 第二次世界大戦下のドイツで、ナチスに傾倒し、ヒットラーユーゲントでの訓練に励む10歳の少年ジョジョが主人公。
 彼の頭の中には、度々アドルフ・ヒトラーが現れ、ナチス・ドイツの立派な兵士となるようジョジョを鼓舞するのだった。
 ところが、ジョジョの母親は反ナチスの活動家でユダヤ人少女エルサを自宅に匿っていた。それを知ったジョジョはショックを受けるも、エルサと交流する中で葛藤しながらも人間としての良心に目覚めて行く。


 複雑な思いの鑑賞でした。戦争の悲劇をこのように茶化しても良いものかと・・・。残酷なシーンもありますが、リアリティはあまり伝わりません。ヒトラーユーゲントのドキュメンタリーを見た事がありますが、子供までが戦争に染まる様は本当に辛い。同盟国だった日本の事も浮かび、コメディなのに手放しでは笑えませんでした。

 しかしながら、楽しめる要素は沢山ありました。
 ジョジョを演じたローマン・グリフィン・デイビスの演技は文句なしに素晴らしかった。ビジュアルも可愛いのですが、ジョジョの生意気で小憎たらしいところを愛嬌たっぷりに演じています。ジョジョがエルサと出会った事で世界の広さを知り、成長する姿には強く心を掴まれました。


 映画はポップな映像と音楽でテンポ良く進んで行きます。母親のスカーレット・ヨハンソン、ジョジョの妄想のヒトラーのタイカ・ワイティティ(監督、脚本)、ドイツ軍大尉のサム・ロックウェル、などなどメリハリの効いたキャラクターを演じる俳優陣も良かった。

 着想は面白い。なかなか興味深い映画でした。

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「ダウントン・アビー」 [映画(新作)]

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Downton Abbey
2019イギリス・アメリカ
監督:マイケル・エングラー
原作・脚本:ジュリアン・フェロウズ
出演:ヒュー・ボネビル、エリザベス・マクガバン、ミシェル・ドッカリー、ジム・カーター、マギー・スミス、イメルダ・スタウントン、ペネロープ・ウィルトン、ローラ・カーマイケル、アレン・リーチ、フィリス・ローガン、ロブ・ジェームズ=コリアー、ブレンダン・コイル、レズリー・ニコル、ソフィー・マクシェラ、ジョアン・フロガット、他

 楽しみにしていた、大ヒットTVシリーズの映画化作品です。

 本編前に主な人物の紹介映像が流れます。登場人物が多い群像劇なので人物一人一人に思い入れがあり、懐かしい顔ぶれに心がはやります。
 そして、あの音楽と大邸宅の荘厳な風景のオープニング・・・冒頭からわくわくが止まりません。


 20世紀初頭のイギリス。国王夫妻訪問の知らせに色めき立つ大邸宅ダウントン・アビーの人々。
 しかし、大小様々な問題が発生します。
 果たして当主グランサム伯爵一家と使用人たちは問題をクリアして大イベントを乗り切る事が出来るか・・・、というストーリー。
 王室とダウントン・アビーの使用人同士の対立、ロマンスにスキャンダル。貴族社会が変化する時代のそれぞれの立場での想い・・・。人々の人生模様がセンセーショナルに描かれていました。

 豪華な邸宅内部や衣装も素晴らしく、見所満載です。


 どの人物も好きですが、とりわけバイオレット。マギー・スミスが元気そうで良かった。皮肉の効いた”口撃”も相変わらず冴えていて、それに負けてないイザベルとのコンビネーションも最高です。
 あと、モールズリーさん(登場するとは思わなかったので嬉しかった。そして期待通りの働きぶりでした。)、トーマス(ずっと心配だったので何だかほっとしました。)、デイジー(綺麗になっていました。)、など挙げるときりがありません。
 ただ、ローズ(リリー・ジェームズ)がいなかったのは残念でした。


 登場人物たちがTVドラマのままの役目を果たしているのがとてもいい。
 ずっとドラマを観てきたので、皆んな、ここに至るまで様々な事があったなぁとしみじみ。まるで現実の知り合いに対するような気持ちで一喜一憂しました。


 ラストの大団円は感無量に。心の満たされる映画でした。

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「ベルリンは晴れているか」深緑野分著 [本]


ベルリンは晴れているか (単行本)

ベルリンは晴れているか (単行本)

  • 作者: 深緑 野分
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2018/09/26
  • メディア: 単行本


 ドイツが降伏し、ポツダム会談が開かれようとしていた1945年7月。焦土と化したベルリンで戦火を生き延びた主人公のドイツ人少女アウグステが辿った壮絶な運命が明かされます。

 アウグステは一人の男の死を知り、ある人物を探す決意をする。思いがけず行動を共にすることになった泥棒で元俳優の青年との旅の様子と、過去の出来事とを交互に描きながら、アウグステと彼女が関わった人々の凄惨な戦争体験が畳み掛けるように語られます。

 アウグステはなぜその人物に会うのか、常に付き纏うソ連NKVD大尉の目的は何なのか。ミステリアスなストーリーと緻密で力強い文章に引き込まれました。

 ナチス政権下から終戦後までのドイツの人々の苦難がずっしりと胸に応えますが、読書の満足感が味わえる作品でした。


 新聞の書評を読んでからずっと読みたかった本です。図書館で予約していたのですが人気書籍とあって約半年待ってやっと借りる事ができました。今年は本の記事ももっとアップできたらと思います。

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「フォードvsフェラーリ」 [映画(新作)]

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Ford v. Ferrari
2019アメリカ
監督:ジェームズ・マンゴールド
出演:マット・デイモン、クリスチャン・ベール、ジョン・バーンサル、カトリーナ・バルフ、トレイシー・レッツ、ジョシュ・ルーカス、ノア・ジュプ、レモ・ジローネ

 社運を賭けてル・マンに参戦し、絶対王者フェラーリに挑んだフォード・モーター社の実話です。

 フォード社からレース車の開発とチームの運営を任された元レーサーのカーデザイナー、キャロル・シェルビーと、彼がテストドライバーとして雇った変人だが天才的なレーサー、ケン・マイルズ。二人の人物を中心に、限られた時間の中で試行錯誤しながら、最高の性能とスピードを追究するエンジニアやドライバーたちの熱い闘いが繰り広げられます。

 時に激しく議論を交わしながら協力して同じ目的に突き進む中で、深い信頼で結ばれて行くシェルビーとマイルズの男同士の友情にぐっと来ました。マット・デイモンとクリスチャン・ベールの演技が素晴らしい。

 美しい造形のレースカー。唸るエンジン音とスピード感満載の臨場感溢れるレースシーンは興奮しました。ピットストップの緊張感もリアルに伝わって来ます。
 ド迫力のレースをたっぷりと魅せてくれますが、ずっと観ていても飽きない。ハンドルを握るクリスチャン・ベールもとても格好良くて、153分の上映時間が短いくらいでした。

 経営陣と現場の板挟み的な立場で葛藤するマット・デイモンもいい。フォード社の経営陣と現場との対立は見応えありました。

 マイルズの家族との絆も丁寧に描かれていました。息子を演じたノア・ジュプが可愛いかった。


 まさかの展開の終盤は衝撃を受けました。全てが実際の出来事でないにしても、これが実話とは驚きです。


 本作で描かれた1966年のル・マン24時間耐久レースからフォードは4連覇を成し遂げます。この栄光の裏には多くの失敗と、それを乗り越えるための大きな努力と犠牲があった。その一端を知る事が出来て良かったと思います。

 本作はアカデミー賞にも数部門ノミネートされています。授賞式の楽しみが増えました。

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